X線(レントゲン)Q&A
Q 治療時に何枚も撮影して大丈夫ですか?
歯科で用いるX線の照射量は、医科に比べて極めて微量で、全く問題ありません。当院では、鉛入りのエプロンをつけていただいてから撮影しますので、妊娠している方でも安心して撮影できます。(数千枚撮らない限り問題ないと思ってください。)
Q レントゲン(X線)を撮れば虫歯かどうか解りますか?
小さな虫歯や金属の中の虫歯は,X線画像には映らないことが多く、それだけでは解らないことが多いです。
Q 歯科用CTの撮影をすることによってどんなことが解りますか?
歯科用CT撮影は、色々な角度から微量なX線を照射して得られた画像をコンピュータで合成して立体的に診ることを可能にしています。
Q では歯科用CT撮影はどんなときに使用されますか?
(1)インプラント手術前の診断および術後の確認
・インプラント手術を安全に行うには、顎の骨の正確で詳しい情報が不可欠です。
従来のレントゲンでは、必要な情報が十分得られず、勘に頼って手術が行われていました。
CTを使うことで、必要な情報がほぼ全て得られ、手術の安全性が飛躍的に高まります。また手術後インプラントが正しい位置に埋め込まれているかも確実に分かります。
(2)埋伏した親知らずの抜歯をする時
・埋伏した親知らずの歯根の形状と、下歯槽神経との位置関係を正確に知る事が、安全な抜歯に不可欠です。
従来は、2次元の不十分な情報を元に、勘に頼って抜歯を行っていました。このため、時に大量の出血や、一時的な神経麻痺を起こすこともありました。
CTを使うことで、これらのリスクを、大幅に軽減することが出来ます。
(3)難治性根管治療時
従来のレントゲン画像では、どうしても根管の状態を正確に判断することが難しく、なかな痛みが取れない難治性根管治療時にCT撮影することにより、病巣病変の広がりを正確に把握することが可能になりました。