Q  麻酔が怖いのですが?

歯科医になって25年以上たちましたが、麻酔が好き麻酔が楽しみという方は2人だけでした。私を含めてやはり麻酔をされるときは皆さん緊張されると思います。全く何も感じずに麻酔をすることは難しいですが、痛みをほとんど感じることなく麻酔をすることは可能です。

 

  できるだけ痛くないように麻酔をするには?

まず麻酔をする部分に表面麻酔を塗ってから、麻酔をすると針を刺す痛みは感じなくすることができます。そのあと細い針を使ってすこしずつ表面から麻酔をしていけばかなりの確率で痛くなく麻酔ができます。みやざき歯科では、コンピューター制御の電動麻酔器を使用していますので、麻酔の注入量を自動的にコントロールすることにより従来の手動の注射器よりさらに痛みなく麻酔が可能になりました。

 

  麻酔が効きにくい場所は?

麻酔をすると顎の骨の隙間から麻酔薬が浸透していき神経が麻痺して麻酔は効いてくるので顎の骨の密度が高い部位は麻酔薬が浸透しにくく効きにくいです。下の奥歯が一番効きにくいといわれています。

 

  麻酔が効きにくいときは?

痛みや腫れの症状が強く出ている場合は神経が過敏になっているため麻酔が効きづらい場合があります。通常は麻酔を追加して効いてくるのを待ちます。下の歯の奥歯でどうしても通常の麻酔では効かない場合は、神経が枝分かれする手前のおおもとの知覚に麻酔する方法をとります。(伝達麻酔といいます。)神経の末端まで麻酔が効き、広い範囲に長い時間しっかりと効果があります。伝達麻酔は、大変有効な麻酔ですが、通常の麻酔に比べると経験が必要になります。当院では、下の親知らずの抜歯の際によく用いています。

みやざき歯科